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羽咋の名の由来 [口能登・羽咋の民話・伝説]

 羽咋は、口能登の中心の町です。JR羽咋駅で電車を降り、駅前から真っ直ぐ商店街に進むと、右側に羽咋神社が大きな前方後円墳の南側に鎮座しています。祭神は、石撞別命(いわつくわけのみこと)です。磐衝別命とも書きます。

 羽咋の地名の由来については、「第11代垂仁天皇の頃、滝崎に悪鳥が棲み、領民を苦しめた。これを聞いた天皇は、皇子磐衝別命(いわつきわけのみこと)を派遣され、皇子は首尾よく悪鳥を射落した。この時、命の3犬が悪鳥の羽を食い破ったことから羽咋の地名が起こった」とあります。 これは羽咋神社「社記」にもとづいてのいい伝えです。

 一方「羽咋郡誌」には、「往古、気多大社祭神の大国主命(おおくにぬしのみこと)が、悪者平定のために矢を積み置いていたところ、鼠(ねずみ)が矢の羽を食ったことから、羽咋の地名ができた」旨の記述があります。能登一の宮である気多大社の祭神は大己貴命は大国主命のことです。気多大社の主要な祭礼である「平国祭り(別名:おいで祭り)」をはじめ、能登には今でもあちこちに大国主命の能登平定に纏わる伝説や祭りが数多くあります。

 羽咋神社「社記」及び「羽咋郡誌」、そのどちらにも「羽」「食い」の言葉が出てきます。現在の羽咋の「咋」の字は、辞書でも容易に見当たらない字ですが、古事記にもすでに「羽咋君」が登場しています。その意味はやはり「食う」「噛む」となっています。
 (参考)私のHPの「羽咋の歴史と史跡」の頁


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